ひといきコラム・その4

 えー、水曜に実戦(オンセ)があったため疲弊しまくって倒れておりました。ばたんのきゅーというヤツです(汗)
 そのため前日は急遽お休みってことで。いや、やっぱオンセは体力というか精神をすり減らすなぁと実感。
 てかアレです…アリアンロッド、普通に敵出してもヌルイって言われるのはどうか。(汗)
 新しいキャラ、新しいギルドでやるという初回のため、こっちとしても最初からハードなのはきついなぁと思ってはいましたが…
 …この人達、キャラの性格で遊ぶわりに性能の追求はゲーマーパワー全開だから、おそらく現状ダブルスコアのモンスター出さないとボスにならん(汗)
 いい加減そのレベルの敵と戦わなければ成長点的にレベルが上がらないのもわかってはいるんだけど…でもまぁねぇ、初回の力試しだったし?(泣)
 まぁでもしばらくオンセはいいかなーとか思っちゃう自分はそろそろ弱気入ってるんでしょうか、冬の〆切も近いからねぇ…
 

 自分がオンセをやっている場所というのは大きく分けて2ヶ所。元々のTRPGメンツとSRC絡みで誘ってもらったメンバーのところ。
 この双方に共通していることというのが「女性キャラが多いこと」。全員女性キャラというPTもあるぐらいで、おそらく8割方は女の子なのではなかろうか?
 PLを見たら実際には野郎の方が多いことでしょうが、まぁオンセでは欠片も気になりません。文字に性別はないのですから(笑)
 自分とかけ離れたキャラを演じることもTRPGの魅力の一つですけれども、そういう意味ではオンセは理想的な形のひとつと言えるのかもしれませんな。
 そういうのを見ているところで今回のテーマは「ロールプレイ」というヤツを考えてみたいなぁと思うわけです。
 

 テーブルトークに限らずRPGの本質はロールプレイ、すなわち役割を演じること。
 ファミコンなどのRPGだと少し意味合いを変えて「キャラクターを動かして経験値などを入手し、自分を強くすること」を主目的にしてる感じでしょうか。
 TRPGは基本として一人1キャラを作って遊ぶことから役を演じること自体の比重が重いわけですが…
 ロールプレイ自体がゲームシステムまで関わってくるものはここ数年の流れと言っても過言ではないとも思うわけですよ。
 この手の「ロールプレイ推奨型ルール」の代表格は知ってる人は知っている「熱血専用!RPG」。
 熱血カードを用いて各自のロールプレイを評価、良いプレイを表彰しカードを回すというシステム。
 中身の簡略度合いを考えれば、むしろ普通に使うルールよりこっちの方が重要と言えなくない。
 同時期に出た「番長学園!!RPG」もほぼ同種のゲームシステムを持っていると言っていいだろう。
 こちらは各PCのロールプレイにGMが評価を下し、番長力という特殊能力を使うためのエネルギーなどに使えるポイントを与えていくシステム。
 これ以後こういったロールプレイ推奨型のルールがいくつか出回るわけで。
 このタイプのシステム、好きな人は非常に好きなので今だ人気はあると見ていいだろうと。
 

 で、ここでちろっと振り返ってみると。ロールプレイ推奨のシステムには大きく分けて2つのパターンがあることがわかるのだ。
 分け方は「ロールプレイを見ているのは誰か」というところ。すなわちGMが見て判断するのか他のPLが見て判断するのか、というあたり。
 「熱血専用!RPG」を源流とするPL評価型がそのまま流れていくと思われるのが「天羅万象・零」の裁定者システム。
 ロールプレイの判断をする人を専業化して気合チットというものを与えていく方法で、これを貯めることにより派手なアクションが可能となる。
 もっとも天羅の場合使い過ぎは修羅化(NPCになってしまう)する可能性が高いから注意しなければならないのだけれど。
 PLが判断するシステムの利点はGMが多少放っておいても問題がないこと(爆) いや、これが意外と重要なのですよ。
 GMというのは基本的にやることも多い。それにロールプレイの裁定者を自分以外にすればGMNPCの演技に集中することも可能だったり。
 そして重要なこと、場の共有によって多くのPLがそのシーンに参加できること。こういった面で有利と言えるシステムでしょうか。
 対して「番長学園!!RPG」タイプのGMがロールプレイの成否を判断するシステムの場合、PLの数によっては非常に頭が痛くなること請け合い。
 「番長学園!!RPG」の場合だと全員のロールプレイを常時見ていなければならないのだから大変だ。
 せっかく頑張ってロールプレイしたのに番長力の与え忘れがあったりするとPLのやる気もめげるしねぇ(汗)
 そのためGM裁定のルールは以降いろいろ手を変え品を変えて発表されることになるのですな。
 「ドラゴンアームズ」ではPCの持つ感情に関わるロールプレイをするとチェックを入れ、シーンの終了時にロールを行なうシステム。
 「テラ:ザ・ガンスリンガー」では誰がその時点でのメインであるかを黒いジョーカーで示し、その所持者であるPCのロールプレイを判定する。
 これならGMはロールプレイの判断を一箇所に集中できるので、多少楽になるというシステム。フェイト(生き様)の表現を行なえばチップがもらえます。
 いや、ロールプレイを判断するシステムというのもいろいろあるものです。
 

 もっともこの手のシステムには欠点もないわけではないのですが。
 まずロールプレイを苦手とするPLにはハードルが高いこと。周囲がハイテンションだと特に敷居は高くなってしまう傾向があるかも。
 次にシステム的に有利になるルールの場合、ロールプレイをしなければ周りのPC達が有利な条件を取れなくなってしまう場合があること。
 「ロールプレイを優先的にやる手番」のようなものを回すゲームの場合、その手番を苦手な人が抱えると周囲のPLの視線が怖くなる場合も(汗)
 こうなっちゃうとせっかくTRPGを楽しむためにあるロールプレイも半強制に近くなり、エッセンス的な効果が薄れてしまいます。
 日本人は元来感情表現が下手であり、他人の前で声を大きく話すことを恥ずかしがる気質を持っていると言いますけれども。
 そういった壁を一枚越えるためにTRPGルールという道具を使うというのが、一つの方法ではあるのかと思いますが…
 最近ではこういったロールプレイ重視のTRPGルールも出回らなくなってきたよーな気もしないでなく。
 そんなわけでたまにはこのようなでシステムを用いて遊ぶのも悪くないのではないか、とか思うわけです。
 ただこの手のゲームをオフでやる場合、場所に気をつけてくださいませ。無茶して叫ぶと隣から誰かが駆けつけてくるとか有り得るんで(笑)
 いっそカラオケボックスあたりを使ってしまうのも悪くないのか?とか思ってみたりもして(何)