ダブルクロス/ゲームフィールド/矢野俊策
バイト中にPHSに電話がかかってきて出てみたらオレオレ詐欺でしたこんばんわ。(何)
てーかこんな貧乏人にいくら銀行振込しろっていうんですかアンタはーっ!(笑) それこそネタのためだけにもう一回かかってこねぇかな?
かつては至極恐ろしいタイミングで不幸のメールが来たことあるけどね、そういえば。
内容はオーソドックスに「3日後にお前の元に死んだ赤ん坊を抱いて行くぞ」みたいなものではあったのだけれども…
問題はなんというかメールを受け取った時期。季節は夏、しかも明日から軽井沢へサークルの合宿に向かうという予定が組まれていたり(汗)
奇しくも翌日一緒に行くメンバーと車に乗っていた最中で、話してみたら車内は大爆笑の渦に。そらぁ無理もねぇだわなぁ、タイミング良過ぎるし?(笑)
「追っかけてきたら信じようぜー」みたいなノリだったんだけど、今となってよくよく考えてみたら。
……夏休みの避暑地っていう場面設定からしてホラー物の王道じゃん(汗) まぁメンツがメンツだけに緊張感もクソもございませんが(爆)
とりあえずそういうのの引きはよいらしく、また近いうちに何かかかってこないかしらと期待してみる次第であります(何)
でもって今回のゲームネタは前振りを完璧に無視して(爆)今回もゲームフィールドより発売の作品をご紹介。
昨日と同じ今日。今日と同じ明日。世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、人々の知らないところで世界は大きく変貌していた……感染した人間に超常的な能力を発現させる『レネゲイド・ウィルス』。
その感染者は『オーヴァード』と呼ばれ、ウィルスによって各種の特殊能力を身につけていった。
ある者は電撃を放ち、またある者は炎や冷気を操った。さらにある者は軽やかに空を飛び、コンピュータのような計算を高速で行なう者もいた。
彼らの病状は俗に「シンドローム」と呼称され、現在までに8(11)種の症状例が報告されている。
しかしながら、その超人的な能力と引き替えに失ってしまうものがある――それは、人間としてのココロ。
あまりにも強大な力は危険に過ぎる……手に入れた力を使用しているうちに、通常の思考や行動に障害を及ぼし、大きなズレが生じてしまうのだ。
そのため各種機関の働きにより、レネゲイド・ウィルスの存在は秘匿される。
だが――この絶大なる力を悪用する者も世の中には存在するのだ。そして、彼らの能力に足かせをする者達こそ悪であると考える者も。
オーヴァードの中には人としての暮らしを選ぶ者もいる。だがそれを許せぬ者もいるのを忘れてはいけない。
彼らは普通の人間からも、超人たるオーヴァード達からも裏切り者(ダブルクロス)の烙印を受ける。
だがそれでも、彼らは人として戦うのだ…自分の大切な人達を守るために。
さてそんなわけで。今回は「ダブルクロス」であります。実は2ndまで遊んでないけどね!(爆)
自分が遊んだことのあるルールは基本的に最初に出た方なので、2ndと比べるとやや違うかもしれませんがそのへんはあしからず。
でもって、このゲーム「ダブルクロス」においてプレイヤーは「特殊なウィルスに感染し超人的な能力を得た人間」というキャラを作ります。
その能力はかなーり多彩であり、それぞれの傾向に合わせて「シンドローム」という分類がされています。
大まかに説明するとキュマイラ(肉体を他の動物の部位に変質させる能力)、ブラックドッグ(電気や機械を操作できる能力)、
エンジェルハイロウ(光を操作する能力)、サラマンダー(炎や冷気を操作する能力)、ノイマン(明晰な頭脳を得る能力)、
エグザイル(身体を軟体化する能力)、ブラム=ストーカー(血液を自在に操る能力)、ソラリス(体内で薬品を作成する能力)などです。
少なくとも初代にはこれしかありませんでした(爆) 実際のところこれだけあれば結構十分バリエーション組めたんですけど。
2nd以降になるとモルフェイス(物質を変形させ操作する能力)やオルクス(自分の『領域』を作って支配する能力)、
あとバロール(重力を操る能力)などがあるようです。何しろやってねぇからわかんねぇよ(泣)
んで、キャラクターを作る際にこれらから2種類を選ぶわけですが、同じシンドロームを選択することも可能です。
その場合そのシンドロームに特化した能力となり、純血種(ピュアブリード)と呼ばれるようになります。所有する特殊能力のレベル上限が高くなるので、
より強力な特殊能力が使えるようになります。反対に2つ別々のシンドロームを取得すると雑種(クロスブリード)となります。
こちらの場合は特殊能力のレベルが低くなりますが2種類のシンドロームの特殊能力を組み合わせさまざまな効果を生み出すことのできる強みがあります。
さて、ダブルクロスを説明するにあたって一番重要なコンテンツはどこか? 当然の事ながら「浸食率」でありましょう。
強力な力を振るえば振るうほどレネゲイド・ウィルスの浸食は強まり、ジャームと呼ばれる化物へ近づいてしまいます。
詳しく説明すると特殊能力を使うたびにこの浸食率が能力毎に決められた一定値だけ上昇するのですが、これがゲーム終了時に100%より低くないと、
PCはジャーム化してしまい、NPCとなってGMに提出しなければならなくなります。キャラクターとしてはほぼ死亡と言って問題ないでしょう。
これを防ぐためには特殊能力を使わない……では襲ってくる連中を撃退することは叶いません。敵はいくらでもやってきますからね(汗)
こうならないようにPCには「ロイス」というものが与えられます。これは簡単に説明するならば絆とか愛情とか友情とか、そういった日常の関係です。
戻りたい場所があるからこそ戦い、その分だけ日常に戻ってくる。そういう意味合いを持つものになります。
実際のルール上では結んだロイスの数だけダイスを振って、その分だけ浸食率が下がります。経験値が減りますがダイスの出目を倍にすることも可能。
ただこのロイスも時と場合とシナリオの都合(爆)によっては失われることもあり、ロイスは「タイタス」という存在になります。
タイタスは怒りや哀しみのエネルギーであり、その使用を宣言することにより各種判定のクリティカル値を下げたり、ダイスを増やすことができます。
もっともこれも使い切りなので、見せ場で使うのがベストだと言えます。この一撃受けてみよ!などという時に狙って撃てるとよいかと。
さてこのゲームについての一言コーナー。(何)
我が同朋たる神谷氏曰くダブルクロスとは如何に?
「HPを軽くオーバーするダメージ食らってリザレクト(HPを回復する能力、死んだ時発動できる)で起きるダルマゲー」とのこと…
…いや、反論の余地がない(爆) ああ、ダブルクロスが好きな方々はいきなりモノを投げないようにしていただきたい(汗)
事実俺も基本イメージとしてそういうのがみっちりあったりもしないでないのだ。こればっかりはちょっとどうしようもないと言ってみたい。
いかんせんダメージの算出方法が壊れているような気がしないでもない。判定の達成値の十の位だけダイス握って振るっていうシステムなんですが。
ヘタするとクリティカルがぼんすか出てしまい、気が遠くなるようなダメージが飛び交うこともしばしば。
いや、初期で作ったはずなのに敵ボスが一撃でほぼ即死状態になっちまうのはどうかと思うんですよ先生(汗)
特にPC側はリザレクトがあるからいいんだけど、敵側は基本的にジャーム状態で出てくるからリザレクトなんか使えないのですよ。
このへんはもう少しどうにかならなかったのかなぁとは思いはするのだけど…んーむ。(汗)
とはいっても題材として悪いモノかと言われるとそうでもない。実際数回プレイして文句はリザレクトに集中したものの、
他の場所にはあまり文句が出なかったというゲームではあるのです。UGN(オーヴァード保護やウィルス研究を行なう組織)がウゼェとかあったけどさ(汗)
実際のところ、真っ当に学園モノとして遊ぶには悪くない作品ではないかと思う次第。まぁプレイの度にジャーム化=NPCへの階段が待ち受けているのだが。
2ndが発売してはいるものの、こっちはいまだに身内で購入者がおらずという状況。一回触れてみたいなぁと思うこともあります。
デモンズシティのリプレイで少しやる気になった、などと言ってもそう簡単にもう一回やろーぜーとは言えないんですよねぇ。
実に個人的な話になると「絵が嫌い」という理由でやらないこともありそうでなー(爆)
何はともあれ、スキルの名前とかは各種ネタに事欠かないぞ…とか微妙に違う方向でシメ。いや、チャンスがあればもっかいやりたいなぁとも(笑)