ひといきコラム・その3

 都合5日遅れでコラム書き書き。(今は27日です(汗))
 いや、急に仕事関連忙しくなっちゃって死ねるんですよ、布団に倒れたら電源OFFって状態ですか?
 慣れるまでホント体調崩さなければいいんだけどなぁ…すでに手には傷が絶えない状態だけど。
 まぁまだまだ作業場の中では若い方らしいんで、その意味では頑張らないといかんわけですが…
 …もう少し給金が欲しいなぁ、とか言いかねない自分にドキドキ。(何)
 

 さーてつらつらと駄文を書き連ねる時間です(爆) このへんがつまらないって人は読み飛ばしてくれるということで一つ。
 おそらくこのコラム、普通に書く分には一番毒が強くなりかねないんですが。そういうのが好きだぜって人はいるんだろうかなぁと思うことしきり。
 まぁ自分の文章毒なんて実にたかが知れているのではありますが。ほら、なんか世の中にはいるじゃないですか。
 どう考えてもみても言ってる事が即死毒みたいな人が(爆) そっちの方が口汚くなければ悪くないとも思うが。要は切り口ですよ、うん(汗)
 

 TRPGに関してよく言われること。「TRPGってどんなもの?」と聞かれた際に対しての答え方が実に難しいというお話。
 確かにこれは難しいのです。高等なごっこ遊びというとうちらの遊んでる内容は高等かと言いたくなるし、演劇というほどうまくもないし。
 コンピュータRPGというモノから想定して考える人も多いんだけど、RPG=経験値を稼いでキャラを強くする…という概念はやや違うからなぁ。
 そんなわけで以前雑誌でやられていた「初心者に向けてのコーナー」を見てみることに。このへんも意外と難儀しているようですが(汗)
 世間一般では「やってみればわかるよ」というご意見も多いらしい。確かにそりゃそうなんだが…1発目ってもっと大事だと思うのですよ。
 システム云々ではなく、どちらかというと下準備なしで飛び込める世界なのかと言われると。これにはかなり適性を必要とする気がしますなぁ…
 そこで作り出されたのがリプレイ。TRPGのプレイを演劇の台本のようにト書きにして読めるようにしたもの…という概念でいいのかな?
 これを読めばTRPGというものがどのように遊んで、どのように楽しむものなのかというのがわかるという文献であります(何)
 実に便利だし、普通に読み物としても面白い。各種ルールを使用したリプレイは多く作られており、モノによっては本屋で買うことも可能。
 ネット全盛の現在ではウェブ検索などでちょっと探せば相当量のリプレイを見つけることもできる(質を問わなければ、だが)。
 だが、これも普通にオンラインでのセッションをまとめたものだからまだ作業は楽なのだ。ログがそのまま残るというのも利点の一つだし。
 これがオフライン、普通にみんなで集まった時のプレイの場合、どのようなことになるか…
 そういった面からリプレイ製作現場というものを見てみようというのが今回のお題目であります。
 

 まず面子を集める。これには比較的参加者を厳選する必要もあると考えるワタクシ。
 プレイヤーの熟練度もさる事ながら、人数も重要なのだ。この理由は後々わかるだろうが…できる限り5〜6人ぐらいまでに抑えた方がよい。
 そしてプレイの場所。周りが騒がしいと後々実に苦労することになるので、できるだけ静かな場所で。
 サークルによってはカラオケボックスを使うなんて話も聞いたことがあるが、やはり音響施設という意味で楽なんだろうか。一度やってみたい(笑)
 さらにいうならばGMのシナリオ。書き出す時に編集できるとはいえ、これも可能な限り安定するシナリオが望ましい。
 脇道多いとそれだけプレイがだらだらして、書き出す人のストレスがバリバリ上昇すること確実なのだ(汗) 聞いてて大変だぞー(汗)
 忘れてはいけないのは録音器具。基本はテープレコーダーとカセットテープ。今は100円ショップで大量購入も可能だからそのへんを利用するのも吉。
 自分達の場合おおよそ90分テープ×6本を用意して、9時間まではプレイが伸びても大丈夫とやっていただろうか?
 昔はもっと短時間でまとめたんだけどねー(汗) 最近どうも長めのシナリオが多いから、コンベンションではGMできないんじゃないのかと心配。
 下準備が整えばあとは当日を待つばかり。体調管理もしっかりねっ(爆)
 

 で、プレイ当日の話はさておく(爆) 普通にやりゃあいいだけだもんねぇ…(笑)
 強いて言うならばできるだけ無駄話、特にプレイ自体に関係のない話は飛ばすようにしたいところ。脇道にそれるのはいいが、適度に止めるように。
 そしてリプレイの一番苦労するところとは何か? テープからの文章書き起こしである…(汗)
 テープ数本で記録した分を数人で分担し、それぞれにリプレイ書き起こしを頼むのがよくあるパターンだったと思うんだけど。
 当時は自分が担当した部分はワープロで打ち出していたが、その頃の自分はタイピングも遅いへなちょこ高校生。
 何度も何度もテープを巻き戻しつつ、その内容をじっくり聴くことに…これが実にストレスたまる作業なのです(泣)
 今ならばMD使うっていう手もあるんだろうけど、当時はそんなもん文明の利器以外の何者でもっ! まぁ今言っても仕方ないんですが。
 ここで問題なのはプレイヤーの会話文。内容が前後するぐらいならともかく、複数人がまとめて喋ると聴き取りづらくてたまらない。
 テストのヒアリングみたいにじっくりゆっくり聴けるもんでもねぇから、判別に苦労する。特に声質が似通ってると最悪(爆)
 人数をあまり多くしないようにした方がいいってのはここに由来しますな。できるだけ小人数でやろうぜみんな(笑)

 書き起こしできたものをかき集めて文章にまとめれば原稿の完成。これをさらに加工し、一冊の本にまとめるのが次の作業。
 以前自分達でやった際にはさいび姉さんに実に苦労をかけたもんで…何しろ製本能力というモノは我々には皆無だったのだから(汗)
 そしてリプレイの1冊目はともかく、2冊目が実にヤバかった。文字原稿だけで100ページ超えたもんねぇ…
 そのために関係者各位から「二度とやるめぇ、ああいうのは」とか言われてみたりなんかして。大丈夫、俺もあんな長い話やりたくない(爆)
 …とか言うわりに、今見直してみると大して無駄な部分ってないのね。極々普通にGMとして話を展開している自分にちと驚愕。
 てーことは今何かネタを打っても、普通にこれぐらいの長さになる…ということでファイナルアンサー?(汗)
 いや今ならたぶんネット上に上げてしまうんだろうけどね、とは思う。コピー誌で100ページ超のリプレイ本って目立ちそうだけどさ(笑)
 

 …この話、まだ微妙に後日談がありまして。
 リプレイは実際にコピー本として売りに出したんですが、1冊目・2冊目共に完売。さらに増刷したんですがこれもまた完売するというオマケつき。
 よもや売れるとは思っていなかった、などと言ってみたりもしたGM二人(1・2冊目でGMは違うんです)。ぶっちゃけいろいろありえねぇ(爆)
 トドメに2つほどネタ話を。まず1つめは即売会会場でのお話。さいび姉さんが売り子としていたんだけど、この際にスケブを頼まれたとか。
 その時にリプレイのキャラを描いてくれ、と頼まれたという(笑) そんなこと頼まれるなんて驚くやら恐縮するやらメガスマッシュだったそーで。(何)
 結局2回ぐらい頼まれたんだっけか? 世の中ってのは意外とわからんもんなんですな、うん。
 そして2つめ。これはコンベンション会場でのお話…自分と身内(リプレイのキャラ担当)と一緒に遊びに行ったときのこと。
 キャラを紹介する段階でリプレイに登場したキャラの名前をさくっと使ってみたら、同席した参加者の中にリプレイ読者がいたという(汗)
 世間って実に狭い。というかそんなに売れてたっけあのリプレイ?などと思うことしきり。
 また余裕があればリプレイやりたいねぇとか言ってたけど、実際今からやれるのかなぁとかも思ってみる。
 100数ページのコピー本を再度折って作る気力がどこまであるかなーと思ってみる次第。まぁやるときはやるんだけどね(笑)